2021.09月に発売された化粧品子さんの初版であるこちらの書籍。
本書は化粧品の見抜き方のついて、詳しく書いてあります。また、実際に身近なドラックストアで購入出来る化粧品子さんおすすめの化粧品のご紹介もあります。実際にメーカーさん、商品名を紹介された書籍はあまりありませんので、化粧品選びの参考にして頂ければと思います。
【1部】化粧水・美容液の見抜き方
【3部】クレンジングの見抜き方
洗顔料の見抜き方
極上の洗顔料はまず泡タイプから探す
洗顔料の見抜き方
- ポンプの泡タイプは失敗が少ない
- 主要洗浄成分がアミノ酸系のもの
- 洗顔料に美容成分の豊富さは重要じゃない
泡タイプのものを選ぶ
洗顔で大事なのは、「皮脂を落としすぎないこと」です。メイクや汚れはクレンジングで落としています。あとは、古い角質やほこりを洗い流すだけ。洗浄力が高いものを選ぶ必要はありません。
泡立ちが弱いことは悪いことではありません。ポンプ式の泡洗顔料は洗浄力が穏やかで、肌に優しい物が多いです。何を選べば良いか分からないし、成分を一個一個見るのは大変ですよね!そんな時は【泡タイプの洗顔料】を選びましょう。
アミノ酸系のものを選ぶ
泡タイプのものは、基本的にはアミノ酸系の洗浄力のものがほとんどです。
アミノ酸系って何?
【洗う】という洗浄をするときは勿論「洗浄成分」が配合されてます。洗浄成分にも種類があり、石けんのようなアルカリ性に傾いてるものは洗浄力が強いです。
一方、アミノ酸系は弱酸性なので肌のPHに近く肌刺激が少ないのです。
このような観点から、アミノ酸系の洗顔料を使うことでバリア機能を乱しません。=肌トラブルが起きにくくなります。
アミノ酸系のものは成分で判断できます。アミノ酸系洗浄成分といっても種類が豊富です。
判断基準として
- ○○グルタミン酸Na
- ○○タウリンNa
- ○○メチルアラニンNa
- ○○グリシンNa
という語尾はアミノ酸洗浄成分でできた洗顔料(シャンプーなども同様の見方でOK)です。これらのワードはなんとなく覚えておくのがおすすめです。
洗顔料に美容成分は重要じゃない
洗顔は落とすためのものです。美容成分はその後のスキンケアで入れれば良いのです。洗顔料は何より洗浄成分が優しいことの方が重要です。
また、大事なのは「すすぎ」の工程。すすぎが不十分だとイチゴ鼻、脂性肌でないのにニキビができる、などのトラブルに繋がります。髪の毛の生え際、フェイスラインはすすぎ残しが目立つ部分です。ぬるま湯を優しく当てるようにしっかりすすぎを行いましょう。
化粧品子さんおすすめ洗顔料
ドラックストアで買えるおすすめ洗顔料
【乾燥肌さんに】
①ロート製薬 肌ラボ 極潤 ヒアルロン泡洗顔
アミノ酸系洗浄成分で肌に優しい商品。ヒアルロン酸も複数配合されてます。
【敏感肌さんに】
②牛乳石鹸 カウブランド 無添加 泡の洗顔料
アミノ酸系洗浄成分配合だけでなく着色料、香料、防腐剤などもカット。低刺激で敏感肌さんも安心して使えます。
【肌荒れ予防に】
③なめらか本舗 薬用泡洗顔料
アミノ酸系洗浄成分配合。抗炎症成分、有効成分も入って肌荒れ、ニキビ予防にも!
良くある質問
Q.酵素洗顔って毎日しちゃだめ?
A.週に一度で十分です。
酵素洗顔は洗浄力も高いです。毎日やっては肌負担が大きすぎます。毎日やると、バリア機能が乱れて乾燥、肌荒れの原因になりますので気をつけて。
Q.脂性肌でもアミノ酸系の洗顔料が良い?
A.脂性肌の原因によります。
大人の脂性肌の場合はアミノ酸系の洗顔料をおすすめのことがほとんどです。大人の脂性肌は、生活習慣、インナードライが脂性肌の原因になってる場合もあります。
若年層の場合は、自身で皮脂をしっかり出す力がしっかりあるためもう少し強い物を使っても大丈夫だと個人的に考えます。
筆者的補足
- 泡立ちの弱い物は洗えてるのか不安で無駄にクルクルしたくなりますが、基本的に泡は乗せるだけでOKです。クルクルすると逆に肌負担になります。乗せたら遅くても30秒内ですすいでください。
- 化粧品子さんは泡タイプの洗顔料を推奨されてます。しかし、これはクレンジングがある程度洗浄力があるもので、しっかり落としていることが前提。ご自身のお使いのクレンジングがどの程度の強さかで判断基準も変わります。
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