アトピー性皮膚炎とエラスチンの“深すぎる”関係、徹底解説します

こんにちは、お肌の学校 小松ことみです🌸
今回は、「アトピーとエラスチンの関係」についてのお話です。
「エラスチンってハリのためでしょ?」と思われがちですが、実はアトピー肌の方にとって非常に重要な役割を果たしているのをご存じですか?
アトピー性皮膚炎でお悩みの方、または肌が敏感でバリアが弱いと感じている方にこそ、ぜひ知ってほしい内容です。

そもそもエラスチンとは?
エラスチンは、真皮にある「繊維状のたんぱく質」で、肌のハリ・弾力・しなやかさを支える成分です。
・コラーゲンが“支柱”だとしたら、 ・エラスチンはその支柱をつなぎ、引き締める“ゴムのような繊維”
このエラスチンがあることで、皮膚は動きに合わせて伸び縮みし、傷つきにくく、柔らかい状態を保てます。

アトピー肌にはエラスチンが極端に少ない!?

アトピー性皮膚炎の方の皮膚は、
表皮のバリア機能が弱いだけでなく、 真皮の構造(エラスチンやコラーゲン)にも異常がある
ということが近年の研究でわかってきています。
中でも注目すべきは「エラスチンの減少」と「エラスチン線維の変性」。
エラスチンは本来、肌の奥で柔軟性や回復力を支えている重要な繊維ですが、 アトピー肌ではこのエラスチンが以下の理由でダメージを受けやすくなります:
- 慢性的な炎症によって真皮の構造が壊される
- 掻き壊しや摩擦など物理的ストレスで繊維が断裂する
- ステロイドの長期使用により線維芽細胞の働きが鈍り、エラスチンの産生も低下
これにより、アトピー肌ではエラスチンが極端に少ない・もろくなりやすいという特徴があるんです。
実際に顕微鏡レベルで見た皮膚組織でも、エラスチン線維が「細く」「乱れ」「切れている」状態が確認されており、 肌の奥から“回復できない構造”になってしまっているケースも少なくありません。
つまり、アトピー肌=「外からの刺激に弱い」だけでなく、 「中(真皮)からの回復力がそもそも低い」状態にあることが、大きな問題なんです。
エラスチン不足が引き起こす悪循環
アトピー肌においてエラスチンが不足・変性していると、肌はどうなるのでしょうか?
実は、エラスチン不足は皮膚の“しなやかさ”や“耐久性”を奪ってしまうため、想像以上に多くの悪影響を及ぼします。
- エラスチンが減ると、皮膚の弾力が低下
- 皮膚の伸縮性がなくなり、“ピンッ”と張った硬い質感に。
- 表面に力がかかると、奥から裂けるような傷みが生じやすくなります。
- 刺激に弱くなり、ちょっとした摩擦や乾燥でも“裂けるようなかゆみ”に
- 普通なら耐えられるレベルの衣服のこすれや乾燥でも、アトピー肌では炎症の引き金に。
- かゆみが増す → 掻く → 繊維がさらに破壊される
- 掻き壊しによって、エラスチン繊維はズタズタに壊れ、修復が追いつかなくなります。
- 真皮がスカスカに → 回復力が極端に落ちる
- 肌の“土台”が崩れた状態となり、どれだけ保湿してもふっくら感や耐久性が戻らない。
このように、エラスチン不足はアトピーの慢性化・悪化を加速させる“負のスパイラル”の中心にあると言っても過言ではありません。
だからこそ、内側からのエラスチン補給が必要
肌表面にいくら保湿をしても、真皮にある繊維成分(エラスチン・コラーゲン)が不足していると、
✅ 肌が薄くて弱い(すぐ赤くなる、ヒリヒリしやすい)
✅ 炎症を繰り返す(治ったと思ったらまた再発…の繰り返し)
✅ 年齢とともに回復しにくくなる(慢性化・色素沈着・ゴワつき)
という状態になります。
特にアトピー肌の方は、そもそもエラスチンの量が少なく、さらに日々の掻き壊しや外的刺激で 真皮層の“回復の基盤”が崩れてしまっていることが多いため、
🔸 表面のケアだけでは限界がある
🔸 肌そのものの「土台力」を上げていくことが大切
と言えます。
だからこそ、
- 「バリアを強くしたい」
- 「傷つきにくい肌をつくりたい」
- 「年齢とともに回復しない肌が気になる」
という方には、エラスチンの“内側からの補給”=インナーケア(サプリメントや栄養補助)を取り入れる価値が大いにあるんです。
エラスチンは一度減ってしまうと、自然にはほとんど増えません。
だからこそ、「いま補っておく」ことが、未来の肌をラクにしてくれる大きな一歩になります🌿
エラスチンサプリ、アトピーの人でも大丈夫?

よくいただくご質問です。
私がご紹介しているエラスチンサプリは、
✅ 豚由来の高純度エラスチン(人の皮膚構造と非常に近く、なじみやすいと言われています)
✅低分子と高分子をバランスよく含み、吸収率にもこだわった処方
✅ 人工甘味料・合成添加物は一切不使用。すべて天然由来の原料で製造
という設計で、敏感肌やアトピー肌の方にもやさしい処方となっています。
また、製造は国内のライフトゥドゥ製薬会社にて、厳格な検査と品質管理のもとで行われており、
15年以上にわたって多くの方の手に渡りながら、これまで一度も肌トラブル、健康危害のご報告はありません。
とはいえ、すべての方に100%合うとは言い切れません。
ですが、私の経験上、
「肌が敏感で、スキンケアが怖い」
「刺激に弱くて、何を塗ってもピリピリする…」
という方ほど、体の内側から栄養状態を整えることで、驚くほど肌の変化を感じていることが多いです。
特にアトピー肌の方は、
- 腸内環境の乱れ
- 活性酸素の蓄積
- 慢性的な炎症
といった“内的な炎症体質”が強く、外からのケアだけでは限界があることも少なくありません。
だからこそ、
「皮膚を育てる土壌」を内側から整えるケアが、長期的な肌改善のカギになるのです。
アトピー肌の人ほど、エラスチンを味方に

肌に自信がもてなかった方、
「どうせ私の肌は…」とあきらめかけていた方も、
内側から肌の“土台”を立て直すことで、変化は必ず起こせます。
エラスチンは、ただの“ハリ”の成分ではなく、
敏感肌・アトピー肌の「未来の可能性」を広げてくれる鍵。
「肌を強くしたい」
「トラブルを繰り返さない土台を育てたい」
「年齢とともに肌の回復力が落ちてきた…」
そんな方にこそ、エラスチンを“味方”につけてほしいのです。
もちろん、サプリを飲むだけで劇的に変わるわけではありません。
でも、あなたの生活習慣に「肌を育てる習慣」が加わるだけで、肌の未来は大きく変わっていきます。
ただ、間違いなく言えることは
「肌は変えられる。」
私はこれまでに、たくさんの方の肌が本当に変わっていくのを見てきました。




あなたの肌にも、きっと可能性があります。
今日できることから、ひとつずつ。
焦らず、あきらめず、整えていきましょう🌿
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