美肌ケアのつもりが腎臓を疲れさせているかも?

“内側の整え”を意識した美容のために
美容や健康のために“自然の力”を取り入れる人が増えています。
漢方やハーブ、健康食品、サプリメント…。
たしかに、うまく使えば体を整えるサポートになりますが、
成分によっては腎臓に負担をかけてしまうものもあるですんです。
腎臓は、体の老廃物をろ過して“流れ”をつくる臓器。
その腎臓が疲れてしまうと、どんなに良い栄養をとっても巡らず、
むくみ・くすみ・だるさ・冷えなどの「肌の不調」として現れます。
⚠ 美肌目的でも注意が必要な成分・漢方・健康食品
💠 甘草(カンゾウ)
体に良いイメージで多くの漢方に含まれていますが、
「グリチルリチン酸」という成分が血圧上昇やむくみを起こすことがあります。
長期服用や複数の甘草入り製品の併用は特に注意。
💠 大黄(ダイオウ)・センナ
“便秘解消”“デトックス”目的で使われることが多い生薬。
強い瀉下作用により脱水を起こし、結果的に腎臓の血流を減らしてしまうことがあります。
毎日飲むのはNG。短期間の使用にとどめることが大切です。
💠 麻黄(マオウ)
ダイエットや代謝アップ目的で使われることがありますが、
エフェドリン様作用により交感神経を刺激し、血圧・心拍数を上げます。
これも腎臓や血管に負担をかける要因になります。
💠 附子(ブシ)・烏頭(ウトウ)
“冷え改善”や“代謝促進”目的で処方されることが多い生薬ですが、
アコニチン類という神経毒性を持つ成分が含まれています。
過剰摂取や長期使用で中毒や腎障害の報告もあります。
💠 紅麹(べにこうじ)・発酵系サプリ
「コレステロールを下げる」「代謝を上げる」などの目的で人気ですが、
過去に紅麹由来成分による腎障害が報告されています。
特に自家製・海外製など品質管理が不明なものには注意が必要です。
💠 高タンパク・プロテイン系サプリ
美容・筋肉づくり目的で流行していますが、
腎臓にとって“ろ過するべき窒素量”が増え、糸球体に負担をかけます。
一度に大量摂取するのではなく、1日3回に分けて、
自分の体重に合った量を意識しましょう(目安:体重1kgあたり1.0〜1.2g)。
腎臓を整えることは、血管とエラスチンを守ること

腎臓は、血液をろ過する“フィルター”であり、同時に全身の血管を守る臓器でもあります。
つまり腎臓が元気であることは、血管がしなやかに保たれているということ。
そして、その血管のしなやかさを支えているのが「エラスチン」。
エラスチンは、肌のハリだけでなく、血管・心臓・腎臓・子宮など、
体の“弾力”を保つすべての組織に存在しています。
だからこそ、
「肌のハリが落ちてきた」「むくみやすい」「疲れが抜けない」と感じるときは、
肌だけでなく、“血管や腎臓の弾力”が低下しているサインかもしれません。
腎臓をいたわる生活習慣 × エラスチンの補給
この2つのアプローチを組み合わせることで、
内側から“巡る力”と“弾む力”を同時に取り戻すことができます。
美肌は、腎臓と血管が整った“巡りのある体”から生まれる。
そして、エラスチンはその巡りを支える“しなやかな土台”。
毎日の小さな意識が、未来の肌と健康を守ります。
腎臓を労わりながら、内側からハリと透明感を育てていきましょう🌿

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