敏感肌さん要注意|ネットワーク化粧品の“落とし穴”と正しい付き合い方【摩擦・ライン使い・好転反応の見極め】

こんにちは。お肌の学校 校校長・小松ことみです。
このブログでは「乾燥肌・敏感肌・赤ら顔・薄肌」を化粧品に頼りすぎず、日常で完結させる方法を、お届けして忖度なくお届けしています。
最近ご相談が増えているのがネットワーク化粧品の使い方やトラブルについて。
「商品自体は良いのに、“やり方”が肌に合っていない」ケースが目立つため、要注意ポイントと正しい付き合い方をまとめました。
「ネットワーク商品=悪ではない」でも敏感肌さんは要注意
ネットワーク商品自体は悪くありません。
なんなら商品力は高いものが圧倒的に多いです。
ただし
「ライン一式を全部そろえる」
「毎日必ず使う」
「赤みやヒリつきも“好転反応だから続けて”」
といった使い方は、敏感肌の方には負担になることがあります。
→ 理由:みんな同じやり方では、肌の状態を無視してしまい、赤みやヒリつきを悪化させやすいから。
→ 行動:必要なアイテムを1つずつ試し、使う頻度や部位を絞って取り入れてみましょう。
摩擦が多いほどお肌は弱る
洗顔や拭き取り、機器の使いすぎは、知らないうちにお肌に小さな傷を繰り返します。
これが乾燥や赤みの原因になりやすいです。
→ 理由:摩擦や回数の積み重ねは、肌のバリアを壊してしまうから。
→ 行動:泡をしっかり立てて“こすらない”、機器は短時間・頻度を調整し、やさしい圧で使うなど「摩擦を減らす工夫」をしましょう。
誰もが毎日必要、なわけありあません。必要量、頻度、は人それぞれ。
それ以上は「毒」になるのでご注意ください。
「比べるのは他人の肌ではなく、自分の肌」
SNSや体験談に出てくる“成功例”は、その人の肌質や生活があってのこと。
必ずしも自分に当てはまるとは限りません。
→ 理由:肌質や生活習慣が違えば、同じ結果は出ないから。
→ 行動:洗顔後につっぱるか?夕方に皮脂が増えるか?など、自分の肌の変化を観察・記録して判断しましょう。
「一気に全部はNG。少しずつ試す」
気になるアイテムを一度にたくさん使うと、どれが効いているのか、逆に合わないのかが分からなくなります。
→ 理由:同時に始めると原因や効果が見分けにくいから。
→ 行動:まず1つを2〜4週間試し、変化があれば次のアイテムを検討してみましょう。
「半年〜1年で変化がなければ見直しを」
長く続けても満足できないなら、その商品や使い方はあなたに合っていない可能性が高いです。
→ 理由:効果を感じられないのに続けるのは、肌にもお財布にももったいないから。
→ 行動:惰性で使い続けるのではなく、シンプルケアや食事・生活習慣など別の方法も考えてみましょう。
敏感肌さんがハマりやすい“落とし穴”5つ
ライン一式でそろえないとダメと思ってしまう
→ 化粧品は「全部必要な人」はほとんどいません。自分に合ったものだけで十分。
「毎日・朝晩・必ず」と言われた通りにやりすぎる
→ 洗いすぎやこすりすぎで、肌がどんどん薄くなり、赤みが強く出やすくなります。
赤みやピリピリを“好転反応”と言われて我慢してしまう
→ 実は「悪化のサイン」かもしれません。我慢するのは逆効果です。
他の人の成功体験をそのまま信じてしまう
→ あの人に合ったケアでも、自分の肌質や生活が違えば同じ結果にはなりません。
あれこれ足しすぎてしまう
→ 外から与えすぎると、肌が本来持っている「自分で整える力」が弱まってしまいます。
ことみ式・判断フレーム(5ステップ)
何のためにその化粧品を使うのかをはっきりさせましょう。
(例:赤みを減らしたい/乾燥を改善したい)
「洗顔後につっぱる」「夕方になるとテカる」「生理前に荒れやすい」など、事実をメモに残します。
目的と今の状態を比べて「どこが足りないか・やりすぎか」を確認します。
(例:赤みがずっと続いている/洗いすぎているかも)
新しいものを一気に増やすのではなく、まずは1つだけ試す。
または「毎日」を「2日に1回」に減らすなど、使い方を調整してみましょう。
写真を撮ったり、肌の感覚やトラブルの回数をメモして変化をチェック。
改善がなければ、思い切ってやめるか方法を変えるのが正解です。
私のサポートでは、この5ステップを一緒に確認しながら、あなたに合ったケアを“オーダーメイド”で整えています。
敏感肌の“守るべき3原則”
①シンプルにする
洗浄力の強すぎる洗顔や、たくさんのステップを重ねるケアは不要。
摩擦や刺激を「足しすぎない」ことが、肌を守るいちばんの近道です。
②使う回数を調整する
「朝も夜も毎日フルで使う」のは敏感肌には負担。
肌の状態を見ながら「必要な日だけ」「気になる部分だけ」にしましょう。
③サインを見逃さない
ピリピリ・赤み・乾燥が強くなるのは“肌の助けてサイン”。
それを「好転反応だから大丈夫」と思い込まず、ケアを見直すきっかけにしてください。
こういう使い方なら「アリ」/「控える」
アリ(おすすめの使い方)
- 週に1〜2回だけ、ざらつきが気になるときなどの「部分使い」
- 新しいアイテムはひとつだけ取り入れてみて、肌に合えば次を考える
- 摩擦がある美容機器は、力を弱めて・短時間で・少ない回数にする
控える(注意したい使い方)
- 朝も夜も毎日ゴシゴシ洗う/毎日、機器を当てる
- 化粧品を一式まるごと一気に使い始める
- 赤みやヒリヒリが出ても「好転反応だから大丈夫」と言われ続ける環境
- 足し算がすぎる
よくある質問(簡潔版)
- 商品自体は良いと聞くけど?
-
商品そのものは良いことが多いです。ただし大事なのは「どう使うか」。敏感肌の場合は、使う回数や摩擦を減らす工夫が必要です。そして、誰もが同じ商品で同じ用法容量でいいわけがないいんです。
- 一度やめるとざらつく…やっぱり必要ってこと?
-
それは多くの場合「リバウンド」のような現象です。ずっと続けないと保てないなら、回数を減らす/部分的に使うなどに切り替えると◎。
- 半年前より肌の満足度が上がっていないけど・・?
-
それは見直しのサインです。効果を感じないまま惰性で続けるより、一度やめて検証するか、別のケアに切り替えるのがおすすめです。
ことみのスタンス
- 必要な人に、必要なものだけを届ける
美容は「たくさんそろえれば安心」というものではありません。あなたにとって本当に必要なものを見極め、必要な分だけを提案します。 - 押し売りはしない。理由や根拠をわかりやすく伝える
「なんとなく良さそうだから」ではなく、なぜ必要なのか・どんな効果があるのかを、肌の仕組みや生活背景に合わせて説明します。納得して選んでもらうことを大切にしています。 - ゴールは“自分で選べる肌”
商品や誰かの意見に頼り切るのではなく、自分の肌の声を聞いて「これが私に合っている」と判断できる力を育ててほしいと考えています。 - 美容は不安や恐怖のためではなく、安心と自己受容のためにある
「老けたらどうしよう」「人にどう見られるか不安」──そんな恐れからの美容ではなく、肌を通して安心し、癒され、自分を受け入れられる。そんな前向きな美容を届けたいと思っています。
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迷ったらここだけチェック(保存版)
- □ ライン一式が前提になっていないか
- □ “毎日必ず” が肌を薄くしていないか
- □ 好転反応の言葉で悪化を我慢していないか
- □ 1点導入→検証→次の順になっているか
- □ 半年前より満足できているか
おわりに
美容は足し算の技術ではなく、選ぶ力。
「いまの自分の肌」を基準に、最小で最大の効果を一緒につくっていきましょう。
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