今年、いちばん感じたこと。肌の悩みは、心の悩みと重なっているということ

2025年も、残すところあとわずかになりました。
本当に、あっという間ですね。

今年もお客様ともお仕事上でも、たくさんのご縁、たくさんの出会いがありました。

こうして読んでくださっているあなたとのご縁にも、
心から感謝しています。

あなたにとって、
今年はどんな一年でしたか？

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私自身、オンラインを通して全国の方とつながり、
肌悩みをお聞きするようになって、もう3年以上になります。

たくさんの肌を見て、
たくさんの言葉を聞いてきた中で、
今年とくに強く感じたことがあります。

それは、

肌の悩みは、心の悩みと切り離せない

ということでした。

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同じような赤みがあっても、
同じようなシミや毛穴があっても、

とてもつらく感じてしまう方と、
そこまで気にせず過ごせる方がいます。

最初は私も、
「肌質の違いかな」
「症状の重さの違いかな」
そう考えていました。

でも、たくさんの方と向き合う中で、
それだけでは説明がつかない場面を
何度も目にするようになりました。

それは、

肌の状態以上に、
ご本人がどれだけ自分を責めているか

という違いです。

肌が荒れると、

「ちゃんとケアしていないからだ」
「自分の選び方が悪かった」
「もっと頑張らなきゃ」
「もっと自分に合うものに変えなくちゃ」

そんなふうに、
肌の悩みがそのまま
“自分へのダメ出し”に
変わってしまう方が本当に多い。

でも実際には、
そういう方ほどとても真面目で、
よく調べて、
よく考えて、
一生懸命、自分の肌と向き合っています。

だからこそ、
情報を集めすぎてしまったり、
「次はこれ」「今度こそこれ」と、
終わりのないループに
入ってしまうのだと思います。

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私は、そんな姿をたくさん見てきて、
ずっと心に引っかかっていたことがありました。

それは、

美容が「幸せになるための手段」ではなく、
「不安が加速する選択」になっていないか

ということです。

・これを使わないと老ける
・今すぐ変えないと取り返しがつかない
・みんなはもう次に進んでいる

そんな言葉があふれる中で、
気づかないうちに、

「今の自分は足りていない」
「周りにどう見られているかが怖い」

そんな前提が、
心の奥に刷り込まれていく。

その状態で選ぶスキンケアは、
どれだけ良い成分でも、
どれだけ高価でも、
心を休ませてくれることは
ほとんどありません。

むしろ、

「本当に合っているのかな」
「まだ足りないんじゃないか」

そんな不安を
増やしてしまうことさえある。

私は、
そういう美容や、
そういう思考を、
これ以上増やしたくないな、と
正直に思っています。

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だから私は、

不安の延長線上にある美容ではなく、
幸せになるための美容

を伝えたいと思っています。

それは、
無理にポジティブになることでも、
悩まないようにすることでもありません。

・今日は調子が悪いな
・今は攻めなくていいな
・ちょっと休もうかな

そんなふうに、
自分の状態をそのまま受け止められること。

多くの悩みは、
気づかないうちに
「他人との比較」から生まれます。

だからこそ、
他人を基準にするのではなく、
あなた自身を、あなたがちゃんと見てあげてほしい
そう思うんです。

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自己受容や自己肯定という言葉は、
少し難しく聞こえるかもしれませんが、
私にとってはとてもシンプルで、

・今の自分を、必要以上に責めないこと
・できていることも、ちゃんと認めてあげること

それだけだと思っています。

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不思議なことに、
そうやって気持ちが少し緩んだとき、
肌も少しずつ落ち着いてくる方が多い。

肌そのものより、
思考や向き合い方が変わったことで
結果が変わっていく

そんな場面を、
私は何度も目にしてきました。

劇的な変化ではなくても、
赤みが引きやすくなったり、
回復が早くなったり、
「前より振り回されなくなった」

そう感じていただけることが増えました。

だから私は、

「もう十分に頑張っていますよ」
「これ以上、無理しなくていいですよ」

そう伝えることを、
とても大切にしています。

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年末は、
一年を振り返る時期。

今年、
たくさん頑張ってきた方ほど、
少し疲れが出やすい時期でもあります。

もし今、
肌のことで悩んでいたり、
迷っていたりしたら、
それはあなたが
ちゃんと向き合ってきた証拠です。

来年は、
不安を増やす選択ではなく、
安心を積み重ねる選択を。

きれいになるためだけでなく、
幸せになるための美容を。

そんな想いを込めて、
年末のこのタイミングで
書き残しておきたくなりました。

必要な方に、
静かに届けば嬉しいです。